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引っ越し件数と時期の分散 ”集中期を避ける”

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賃貸アパート、マンションの繁忙期がやってきました。
繁忙期といわれる要因として、毎年2~3月頃は新社会人や新入学生の入居が多く、また逆に卒業等で解約する件数も1年で一番多くなるためです。

解約後には退去清算や室内のリフォームの期間があるので空室の提供と入居ニーズにはタイムラグが起きます。そのため、一時的に空室が少なくなり、物件の選択肢が狭まり、賃料も高く設定されているケースも見られます。

契約時期によって賃料が変動するしくみは別の記事にまかせるとして、本日は引っ越し時期と料金について注目してみたいと思います。

 

まずは引っ越し会社を対象に行われたアンケートの結果をご覧ください。

(出所)エイチーム引越し侍

 

 

引っ越し時期をずらす

昨年に比べて3月の引っ越し件数が減っているようですね。引っ越し時期が集中することを避けるために国交省が分散を呼び掛けたことが理由のひとつのようです。上のグラフを見てもわかるように、すでに引っ越し時期を分散するという人は増えてきていると言えます。少し前倒しして2月頃に引っ越しを済ませているようですね。

時期をずらすことで引っ越し料金の高騰を避けることができます。しかし、その場合は賃貸借契約も前倒ししなければなりません。物件の貸し手からすると、どのような対応ができるでしょうか。例えば、上記のように時期をずらして入居したい方に対しては、2月分の賃料を無償とするなとなれば借り手も安心して契約することができます。

一方で、”家具付きの物件を選ぶ”という選択肢も増えてくるでしょう。”所有から利用”と言われる時代ですから、家具家電もレンタルで良いという方も多いのではないでしょうか。衣服や最低限の必需品だけであれば引っ越し業者に依頼せずとも持ち込めるでしょう。

 

引っ越し料金の予測

「前年並み」・「上昇する」と答えた割合が82%にもなっています。最近は引っ越し料金の高騰が問題になっていますが、その背景には運転ドライバーの不足があります。引っ越し時期が集中する間の業務に対応するために平時から人材確保を行っている会社も多い様です。平時から人員を確保しておかなけらばならないということは、その費用は引っ越し料金にも転嫁されることが予想されます。加えて繁忙期はさらに引っ越し料金が高くなります。

また「対応件数を抑える」「対応件数を縮小する」と回答する企業もあります。これは「無理して仕事をとりにいかない」ということですから、引越料の複数比較による”価格の競争原理”は働かないことになります。

 

賃貸契約条件だけでなく、引っ越し費用にも注目して引っ越し時期、早期入居対応物件を選別していくと良いでしょう。

 


 

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