営業日記

不動産屋がやりたくない仕事

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「今までいろんな不動産会社に相談してきたんだけど、どこもお手上げ」

最近この類の相談が増えてきたので不動産会社側の思惑を書きます。先祖から引き継いできた農地や、借地権が絡む取引、空き家対策などの依頼は「ウチでは対応できません」と断る不動産会社が多い。単純にそのスキルが無いのかもしれないが、業務量に見合った報酬を貰えないこともその理由。

不動産会社の頭の中では、

  • 業務にかける時間、手間
  • 成就する可能性
  • 報酬

これらを天秤にかけている。

売買や賃貸の仲介はもらえる報酬の限度が法律決まっており、いずれも成約価格に連動する。つまり、地価が高い、大きな案件は報酬も高くなる。一方、農地や空き家は価格が低くなることが多く、報酬も低い。

先日も農地の活用+代替地(地上げ)相談を受けた。正直なところ成就の可能性は低くかかる手間も大きい。完了しても報酬はないに等しい。

それでもこの依頼を受託することに。たまたま業務量がおちついてきたことも理由のひとつだが、「経験になるか」という点は僕の判断基準でもある。(業務パンパンだとお待ちいただくこともあります)当社では営業ノルマを設定していないためこういった案件も担当者の判断で受託することができる。また、難解な案件は、不動産コンサルを標榜している以上、明日の自分の力になるし、思わぬお宝に化けることもある。この案件の成約の可能性はほぼゼロに近いだろう。依頼者もこれを承知していてダメで元々と考えている。それでもできる限りのことをしたいらしく、僕のことを知って会社に電話してきたらしい。さて、どのように進めようか。

面談前の簡易調査の時点でも問題が山積。関係者多数、法的問題、複雑な権利関係。これまで多数の業者が降参したことも頷ける。早速業務にとりかかろうとした矢先に、別の方からまたも難解な相談が入った。一般の方からすると、難易度はわからない。期待をもたせないように、まずは問題点を説明し、それでもチャレンジしてみるか聞いてみる。中にはお断りするものもあります。相談者が横柄だったり、報酬を値切ってくる人などはすみません、本気で対応できないです。

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