スマホで土地の間口を計測してみた

iPhoneの測量アプリで土地の測量ができるか。3D計測のLiDAR機能を使って土地の間口を測ってみた。
結果は、かなり精度の高い計測ができました。土地の売買の際は、土地家屋調査士等の専門家にしっかりと測量してもらいますが、調査段階では前面道路の幅員、接道間口の距離などの大まかな計測を行います。営業車には常にメジャーやレーザー計測器が積んであり、いつでも計測できるようにしています。
本日も売却依頼を受けている土地の現地調査で間口距離をメジャーで計測しました。ふと、iPhoneの計測アプリのことを思い出して実験してみることに。
2年ほど前にも、iPhoneの純正アプリで試したことがありますが、この時は実測13mに対してアプリの計測では12.5m。50cmもの誤差が出てしまったので計測には向かないなと、それ以降使用することはありませんでした。
でも、今のスマホにはLiDAR機能が搭載されている機種もあります。LiDARの実力はいかに。
結果は、実測18.5mに対しLiDARアプリ(iPhoneの純正測量アプリ))では18.49m。かなりの精度ではないでしょうか。
なんなら、メジャーは弛んだりするのでアプリの方が正確なんじゃないかと思えるほど。ちょっと感動です。
今後もアナログにメジャーで測ることになると思いますが、補助的にアプリで計測することも増えてくるでしょう。きっちり測る必要のない場合などには簡易的にアプリを使用してみます。
今回の実験でLiDARの精度を知ることができました。この機能を使って3Dスキャンをすることもできますので、実験を続けていこうと思います。