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【新法】勝手に土地を使われちゃう?使えちゃう?

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【新法】勝手に土地を使われちゃう?使えちゃう?
「所有者不明土地の利用円滑化等に関する特別措置法」
「地域福利増進事業」

  • 空き家対策に困っている方
  • 出店したい土地があるのに所有者と連絡がつかない方
  • 土地を有効活用したいのに共有者と連絡がつかない方

へ朗報です。

一方、勝手に土地を使用されたくない方はご注意を。

 

令和元年6月1日施行「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法」
要は、道路整備などの公共事業の障害となってる”所有者不明土地”を本人の了承なく、使えるようにする新法です。

地域福利増進事業(外部リンク)

国土交通省「地域福利増進事業のパンフレット」
http://www.mlit.go.jp/common/001287824.pdf

 

 

 

所有者不明の土地を使用できるようになった

道路の幅を広げたり整備したりするときに、土地の所有者と連絡がつかない場合はいつまでたってもそこだけ道路を広くできない状況になってしまいますよね。

「公共のために必要な整備ですから、連絡つかないなら道路広げちゃいますからね」

という法律です。

この制度、実は民間企業による営利事業でも可能なんだそうです。
認められれば、所有者不明の土地にコンビニやスーパーが建つこともありえるんです。

ただし条件もあります。
周辺に日用品を購入する施設が無いなどのケース。例えばコンビニ、スーパー、ドラッグストアや、衣料品など。

”周辺”の目安としては

  • お客さんが徒歩で来訪することが想定される施設は半径500m内に同様の施設がないこと。(市街地のコンビニや薬局などのイメージ?)
  • 車で来訪することが想定される施設は半径5kmに同様の施設がないこと。(イオンみたいな複合商業施設やロードサイド店舗のイメージ?)

最近だとドラッグストアが好況で、各地で出店が相次いでいます。ドラッグストアはある程度まとまった土地面積が必要なのでなかなかバッチリの物件は出てこないんですよね。
出店開発担当者は血眼になって出店用地を探しているのですが、条件が合えばこういった手法も検討するかもしれません。

 

「合意さえ得られれば事業者に土地を貸して賃料収入を得られるのに、連絡がつかないアニキのせいでなにもできないじゃん(怒)」

なんて方いるんじゃないでしょうか。

 

 

 

”周辺に同施設がないこと”という条件を満たせるか

周辺施設のイメージをするために地図に落とし込んでみました。
いつも名古屋中心でごめんなさい・・・

 

徒歩を想定した半径500メートルとはどれぐらい?

1駅行かないぐらいのエリアですね。
名古屋では無理でしょうが、郊外なら可能性はありそうです。

 

車を想定した半径5キロメートルとはどれぐらい?


かなり広いです。よっぽどの田舎(失礼)ならありえそうですね。

 

 

 

どんな人に有効か

ぼくは空き家の相談業務(有効活用など)も受けてますので、時に共有者と連絡つかないケースにぶちあたることもあります。
今後はこのしくみを活用すれば八方塞がりの物件も命を吹き返すことができるかもしれません。

  • 出店したい土地があるのに所有者と連絡がつかない
  • 土地を有効活用したいのに共有者と連絡がつかない

所有権を取得するのではなく、最長10年の土地使用権を得るイメージです。
関係者の合意があれば延長も可能です。

 

 

 

土地を勝手に使用されないためには

さて、土地の登記簿には所有者の住所が記載されている欄があります。所有者に連絡を取りたい場合はココを見て連絡することになります。

ところが、住所変更をしても土地の登記情報の変更をしていない人は結構います。
(不動産屋からの営業がうっとおしいのであえて住所変更しない人も・・・)

ですから、間違った住所に連絡がいっていることもあり得る訳ですね。これをもって連絡がつかないとなると、知らぬ間に勝手に土地を使用されることになりかねません。
なので、登記上の住所を最新のものに変更しておきましょう。

 


 

はたして民間企業での活用はできるのでしょうか。
事例が出てきたらご紹介しますね。

まだ新しい法律であることと、民間での活用にはハードルが高そうな気がしますが、実績として取り扱ってみたいのでお困りの方はぜひ僕にチャレンジさせてください。
眠った土地をよみがえらせましょう!

 

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