共用部の電気を盗む

 
3月の繁忙期+決算期+売買関係のバタバタがなんとか一段落して、新年度に突入しました。
今日は朝一から愛知県内の事業用ビルの某企業本社移転プロジェクトの対応。室内のレイアウトプラン~事務所内装~搬入出動線などなど現地で工事業者さんと打ち合わせです。
その後は物件周辺を散歩して近隣の貸し駐車場の位置と連絡先をメモメモ。交通アクセスが良く官公庁施設も集中しているエリアのため駐車場は多いものの、空きが少なそうです。手あたり次第電話して空き確認します。営業車両がたくさんあるのでなるべく近くで駐車場をご用意させていただきたいものです。
打ち合わせ終了後はすぐに帰社。お昼を食べる時間はとれませんでした。
続いて名古屋市内新築アパートのプロジェクト打ち合わせです。僕は地主側のコンサルとして、収支計画から建築プラン、工事費などのとりまとめを行います。今日の打ち合わせ内容は間取プランと建物ボリューム、コストパフォーマンス、収支計画についてです。最大ボリュームでいくのか、効率性をとるのか。まだまだ打ち合わせが必要ですね。
続いて今月決済予定の最終とりまとめ。銀行や司法書士とスケジュール調整&補修工事の下準備です。
打ち合わせと打ち合わせの間の隙間時間は皆さんどんなふうにして活用していますか?ひとつの打ち合わせ時間を最大1時間とってスケジュールを組んでいましたが、その間の10分程度の中途半端な時間では何もできないし、、、電話してて次のお客さん来たら待たせることになってしまうし。。
今日の隙間時間はボーっと仮想通貨の調べものをしてました。仮想通貨の話題を書くのは初めてですが無理やりこじつけて書いておきたいことがあります。仮想通貨やブロックチェーンといわれる技術の維持に付随してマイニングという作業がありまして、これは企業や個人がその処理能力を分担して作業をすることで報酬を得ることができます(かなり適当な説明ですがw)。このマイニングには結構な電力を使用するようです。今後も仮想通貨は注目されていくでしょうし、マイニングで報酬を得ようとする人も増えてくるのではないでしょうか。自分が契約している電気を使ってやる分には何ら問題ないのですが、なかには自分の住んでいるマンションの共用部コンセントから不正に電気を使用してマイニングする人もでてくるのではないでしょうか、、、、、これ窃盗です。携帯電話の充電などでも罪悪感なしに電源を使用してしまう人がいます。マイニングがさらに普及してきたら全国でこのような問題が増えてくるのではないかと予想します。ある時急に共用部の電気使用量が増えた!というオーナーさん、それは「共用部マイニング」かもしれませんよw
共用部に防犯カメラがついていれば犯人捜しができるかもしれませんが、そうでない場合は迷宮入りです。誰にも請求することができず泣き寝入りになってしまうかもしれません。仮想通貨の人気の高まりにつれてこのような問題が発生するかもしれないのです。
以上、無理やり仮想通貨と不動産を関連付けてみました。共用部のコンセントをカバープレートに変更しておく。鍵つきのコンセントに交換しておく。コンセントの経路のブレーカーを切っておく。など。不正利用ができない環境を整えておくのも不動産管理といえるのかもしれません。
他にも、賃貸借契約の中には、「電気料を賃料・共益費に含む」という契約をすることがあります。これは、小規模で、個別に電気のメーターがついていない場合などで、使った量がはかれないときにやむをえず採用される手法です。普通の事務所利用なら使う電力はほとんど変わらないだろうということでどんぶり勘定で少し賃料に上乗せして定めたりします。この契約も注意が必要ですね。古い契約では当然マイニングのことは想定されていませんし、たくさん電気を使ったときの取り決めもほとんどないでしょう。テナントが”電気料無料”という認識でたくさん電気を使用してしまうと、オーナーの負担が大きくなってしまいます。電気製品が昔より増えた程度ならよいですが、マイニングなどの電気を大量に使用することも想定してしておきたいですね。対応策は、子メーターを設置して賃料とは別に電気料を徴収する。電気使用料が大幅に増えた場合は価格を改定するなど。「賃料に込み」はいつしか「無料」という認識になってしまうものです。
ということで、仕事に戻ります。